GRAND SEIKO 56GSは、1970年に製造を開始したグランドセイコーの最終機械式シリーズとして、時計史にその名を刻むモデルです。このモデルは、国産機械式腕時計の「最高峰」としての誇りと伝統を象徴する一方で、クオーツ時計の台頭により、機械式グランドセイコーの歴史に一旦終止符を打つ重要な存在でもあります。
モデルの特徴
この「56GS」シリーズは、精度・機能・デザインのトータルバランスに優れ、多くの時計愛好家に愛用されてきました。特に、最初期モデルである7000型と7010型は、後のバリエーション展開のベースとしても重要な役割を果たしています。
56GS 5645-7010の主な仕様
- ムーブメント: 自動巻き Cal.5645A
- 石数: 25石
- ケース径: 36mm
- ブレス幅: 18mm
- ケース素材: ステンレススチール
- 製造開始年: 1970年(昭和45年)
希少なネイビー文字盤
「56GS」の文字盤は一般的に白系が多く流通しており、ネイビー文字盤のモデルは非常に希少です。このネイビー文字盤は、見る角度や光の当たり具合によって深みのある色彩を放ち、高級感と独自の個性を兼ね備えています。
ケースのシャープなデザインと相まって、ネイビー文字盤はヴィンテージ感を引き立てるだけでなく、洗練された印象を与える仕上がりとなっています。時計愛好家やコレクターにとって、このような希少なバリエーションは特別な価値を持つ一品です。
機械式グランドセイコーのターニングポイント
「56GS」は、機械式グランドセイコーのターニングポイントとして、セイコーの伝統と技術力を集結させたモデルです。初代グランドセイコー J14070 から続く機械式時計の系譜を受け継ぎ、1975年のクオーツ時計への移行まで、最高峰の時計としての役割を果たしました。
このモデルは、機械式時計が持つ伝統的な魅力を現代にも伝えるとともに、セイコーの技術革新を象徴する存在でもあります。56GSシリーズの完成度の高さと歴史的意義は、時計史において重要な位置を占めています。
まとめ
GRAND SEIKO 56GS 5645-7010 Cal.5645A ネイビー文字盤は、グランドセイコーの伝統と技術が結晶した希少なタイムピースです。その優れた精度と独自性のあるデザインは、ヴィンテージ時計愛好家にとって見逃せない一品です。特に、ネイビー文字盤はコレクターズアイテムとして非常に注目されています。
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