SEIKO キングセイコー 15034は、1961年に亀戸の第二精工舎から誕生したセイコーの高級腕時計シリーズ「キングセイコー」の初代モデルです。このシリーズは、セイコーが「グランドセイコー」に次ぐ上級ラインとして展開し、洗練されたデザインと高精度を兼ね備えたモデルとして時計愛好家から高い評価を得ています。
キングセイコー ファーストモデルの特徴
「キングセイコー ファーストモデル」には、初期型 J14102Eと後期型が存在し、後期型であるこのモデル 15034 は、以下のような特徴を持っています。
ケースとデザイン
- ケース径: 35mm
- ケース素材: 14金張り(14KGF)
- デザイン変更: 後期型ではラグが太くなり、より存在感のあるフォルムを実現
- 裏蓋: 盾形のメダリオンが刻印され、高級感を引き立てる
文字盤のデザイン
- 仕上げ: シルバーの放射仕上げ
- ロゴ配置: 12時位置に「KING SEIKO」のロゴ、6時位置に「AD」マーク
- 視認性とエレガンス: 実用性と美しさを兼ね備えたバランスの良いデザイン
ムーブメント
- タイプ: 手巻き式
- キャリバー: 25石の高精度キャリバー
- 特長: 精緻な時間管理を可能にし、セイコーの技術革新を反映
スペック概要
項目 | 詳細 |
---|---|
ブランド | セイコー (SEIKO) |
モデル | キングセイコー ファーストモデル |
リファレンス | Ref.15034 |
ケース径 | 35mm |
ケース素材 | 14KGF |
ムーブメント | 手巻き式、25石 |
風防 | プラスティック |
文字盤カラー | シルバー |
ベルト素材 | 革ベルト(オリジナル)、尾錠(社外品) |
販売開始 製造年 | 1961年 |
キングセイコーの意義と価値
セイコーの「キングセイコー」シリーズは、高級感と実用性を両立させたモデルで、当時のセイコーが持つ技術力を結集した製品です。この時計は、精密なムーブメント、耐久性のある素材、美しいデザインを備え、多くの時計愛好家に支持されています。
この後期型(Ref.15034)は、ラグのデザイン変更により存在感が強調され、よりモダンな印象を与えます。また、文字盤に施された放射仕上げやメダリオンの細かな装飾は、セイコーのクラフツマンシップを象徴するものです。
まとめ
SEIKO キングセイコー ファーストモデル Ref.15034は、セイコーの伝統と技術力を体現したヴィンテージ時計の中でも特に注目すべき一品です。その美しいデザイン、精密なムーブメント、そしてセイコーの歴史を感じさせるディテールは、時計愛好家やコレクターにとって大変価値のあるモデルです。
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