SEIKOのシリアルナンバーと製造年 文字盤インデックス「SD」「ED」「AD」について確認方法について

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SEIKOの時計をお持ちの方、もしくはヴィンテージSEIKO時計の購入を検討されている方にとって、シリアルナンバーを使って製造年を確認する方法、文字盤インデックス、SD ED ADについて。この記事では、SEIKOのシリアルナンバーから製造年や製造月を確認する方法、SD ED ADについて詳しく解説します。

シリアルナンバーの構成

SEIKOの時計には、裏蓋に6桁または7桁のシリアルナンバーが刻印されています。この番号を基にして、製造年や製造月を確認することができます。以下がその構成です。

1桁目: 製造年

シリアルナンバーの1桁目は、製造年の西暦の下一桁を表しています。例えば、「5」が最初の数字であれば、1955年、1965年、1975年などを指しますが、具体的な年代を確定するためには、そのモデルが製造された時期を調べる必要があります。

2桁目: 製造月

2桁目は製造月を示し、数字やアルファベットが使われています。1~9は1月から9月を、O、N、Dはそれぞれ10月、11月、12月を表します。

二桁目123456789OND
該当月1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

3桁目以降: 製造番号

3桁目から6、7桁目の数字は、時計の個体識別番号です。これによって、同じ年・月に製造された時計の中でも、特定の時計を識別できます。

製造年の特定方法

シリアルナンバーの最初の桁から製造年が分かりますが、具体的な年式を特定するためには、そのモデルが販売された時期を調べる必要があります。
例えば、シリアルナンバーが「5N01072」の場合、最初の「5」は1955年、1965年、1975年などを指し、「N」は11月を示します。このモデルが1960年代に販売されていた場合、1965年11月製造と特定できます。

ヴィンテージSEIKOの文字盤インデックス「SD」「ED」「AD」について

SEIKOのヴィンテージ時計には、文字盤に立体的なインデックスが使用されているモデルがあります。これらのインデックスは、素材や仕上げの違いによって「SDダイヤル」「EDダイヤル」「ADダイヤル」に分類され、それぞれ異なる特徴を持っています。

SDダイヤル、EDダイヤル、ADダイヤルの違い

以下は、それぞれのインデックスの違いについてです。

  • SDダイヤル: インデックスに18Kまたは14K無垢の金を使用した高級モデル。
  • EDダイヤル: インデックスは真鍮に通常の金メッキやニッケル合金を施したもので、コストパフォーマンスを重視。
  • ADダイヤル: インデックスは真鍮にSGP硬質金メッキやロジウムメッキを施し、耐久性に優れた実用的なモデル。

各インデックスの特徴

SDダイヤル – 高級感溢れる仕上げ

1950年代後半から1960年代初期にかけて製造されたこのインデックスは、18Kまたは14K無垢の金を使用しており、最も高級感のある仕上げです。

EDダイヤル – コストパフォーマンスに優れた仕上げ

SDダイヤルに比べ、コストを抑えたモデルで、真鍮のインデックスに金メッキやニッケル合金を施しています。1950年代から1960年代のモデルで見られます。

ADダイヤル – 実用性と耐久性を兼ね備えた仕上げ

1963年頃から登場したこのインデックスは、真鍮にSGP硬質金メッキやロジウムメッキを施し、耐久性が高く、日常的な使用に適しています。

まとめ

ヴィンテージSEIKOの時計において、シリアルナンバーによる製造年の特定や、インデックスの種類(SD、ED、AD)についての理解は、時計の価値を把握するうえで非常に重要です。
この記事を通じて、あなたの時計の魅力を再発見するきっかけになれば幸いです。

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