セイコー マチック クロノメーター – 国産初の自動巻クロノメーター
SEIKO Matic Chronometer Ref. 6246-9000は、セイコーのマチックシリーズの中でも最高級品とされるモデルであり、国産初の自動巻クロノメーターです。このモデルは、1965年に製造され、セイコーが日本で初めて開発した自動巻クロノメーターとして、非常に重要な歴史的意義を持っています。
商品スペック
- ブランド: SEIKO
- モデル: SEIKOMATIC Chronometer
- リファレンス: 6246-9000
- 製造年: 1965年11月
- ムーブメント: 自動巻き Cal.6246A
- ケース径: 36mm
- 風防: プラスティック
- ケース素材: ステンレススチール
クロノメーター仕様の高精度ムーブメント
このモデルに搭載されているムーブメントは、Cal.6246Aで、39石を使用した高精度な自動巻きムーブメントです。
このムーブメントは、国際的なクロノメーター規格に基づいて、精密に調整され、厳しい検査をクリアしたものです。特に、輪列とテンプに特別な加工を施し、精度と安定性を向上させた点が特徴です。
ムーブメントの特徴
- 振動数: 19,800回/時
- 石数: 39石
- 耐摩耗性: 香箱真の上下軸受に石を使用
- 緩急微調整装置: 新機構を採用し、微調整が容易に
短期間の生産と希少性
SEIKO Matic Chronometerは、製造期間が非常に短かったことでも知られています。1965年7月から1966年8月までのわずか13か月間しか生産されなかったため、現在では非常に希少なモデルとなっています。
これは、スイスのクロノメーター協会からの通達により、「クロノメーター表記をしないように」という要請があり、その後、グランドセイコー62GSに発展する形で、クロノメーター表記を外して製造が継続されました。
デザインとリファレンスの違い
このモデルは、セイコーの6245-9000(カレンダー付き35石)と6246-9000(ウィークデーター付き39石)という2種類が存在します。
6245-9000はSEIKOMATICの表記が活字体であるのに対し、6246-9000は筆記体の表記が採用されています。また、裏蓋にはセイコーの象徴的なライオンメダリオンが刻まれており、最高級品であることを示しています。
まとめ
SEIKO Matic Chronometer Ref. 6246-9000は、セイコーの歴史において非常に重要な位置を占めるモデルです。このモデルがあったからこそ、後のグランドセイコーが誕生したと言えるでしょう。短期間の生産とその後のクロノメーター表記撤廃の歴史的背景から、非常に希少で価値の高い時計です。コレクションに加えるにふさわしい一品です。
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