11時台
さて問題です。
アナログ時計、1日24時間 長針と短針が重なる回数は?
ぱっと直観的に考えてしまうと、24回!と言ってしまいそうですが、
正解を先に言いますと、22回!!
これに気が付いたのは、アナログ時計のカレンダー機能が付いているモデルを見ている時。
24時ちょうどになると、カチッと日付が変わる機能を有するモデルの日付が変わる機能が
しっかりと作動するかのチェックをしていた時です。
モデルで言いますと有名なのは、ロレックスのDATE JUST デイトジャストその名の機能ですね。
機能のチェック方法は、リュウズをぐるぐる24時まで回し、24時位置ちょうど針が重なった所で、デイトがチェンジするか。モデルによっては、1、2時くらいまでかけてゆっくりと日付が動くモデルもございます。
針が重ならい、11時台
時計をよく見る機会がある私は、答えは知っておりました。答え以外で、違う観点でとらえる
キングコング西野さんの大変面白く、参考になる話をしていらっしゃいました。
時計の針というのは面白くて、長針と短針が追いかけ合いっこをして、毎時間重なることが約束されているのですが、11時台だけは、短針が逃げ切ってしまい、針が重ならないんです。
次に、二つの針が重なるのは、12時。
鐘がなる時刻です。
大きな結果が出る前に、堪え忍ぶ時間帯があるのは、きっと、僕も、あなたも、他の皆さんにもあって、それが時計でいうところの「11時台」だと自分に言い聞かせることができれば、
「大丈夫。針は必ず重なるから」
と言い聞かせることができれば、
少しは救われることがあるだろうな、と。
個人的にとても興味深く、引き込まれる内容でした。
原理で答えを出しますと、
長針(時針)が短針(秒針)を追い越すときに、2本の針は重なる。
1日の回転数は長針が24回、短針が2回である。重なる回転数をNとすると、
N=24ー2=22 となる。
よって答えは22回である。
同じ問に対して、視点をずらし見るとまるっきり別の考えや思いが湧いてきます。
私は、古物の仕事をする上で品物を扱い、弊社に商品がくるまでにどんな歴史があったのだろう、
どんな方が使用されていたのだろうなど、たくさん気になる所が出てきます。
ヴィンテージ時計などでは、裏フタを開けるとたいてい日付が記載されていたりします。これは、オーバーホール(修理)をした日がほとんどです。中には、職人さんだけがわかると思われる、個人のマークなんかが刻まれていたりもします。
ちょっとした事ですが、考えるととても面白いです。
1980年って書いてある!もう40年くらいたつな。Ⓢみたいなマークがあるな。んんん。職人さんは、佐藤さんかな、斉藤さんかな。さとしさんかな。
いろいろな観点で、古物商品と向き合っております!
ときばかり
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