疑問
私が時計に目を向けることになったのが、2000年 20代前半の頃
時計の事を何も知らない私は、コンビニで購入した雑誌に掲載されていた時計を見てこの時計かっこいいなー！と思い、時計を買うために、お金を頑張って貯めました。
ちなみに、最初に購入した時計は、
IWC (インターナショナル・ウォッチ・カンパニー)
メカニカルフリーガークロノグラフ IW370603
当時、中古18万くらいで購入いたしました。
腕に着けているだけで、なんか大人になったな～と感じたのを今でも記憶に残っております。古物（中古品）を扱う会社に勤めていた私は、ひたすら雑誌や、東京にある店舗さんでたくさんの時計を見て回りました。
ありがたい事に、関東エリアには古物の市場もたくさんあり、いろいろな市場におじゃまさせて頂き、一日中時計を見ておりました。
時計と言いましてもメーカー数、モデル数、価格帯もピンからキリまであり、
数千円のモデルから数千、億単位の時計があります。
高額な時計もたくさん手に触れ、質感や重さ、作りなど自分の感覚に植え付けていきました。
百聞は一見に如かずとは、本当なのだと感じました。
ひたすら相場や時計の感覚を覚える日々が続き、数年経過した時、
ふと、なんで時計好きな方はこんなに高い時計を買うのだろう？
単純にお金を持っているからなのだろうか？時計が好きなだけ？
自慢できるから？？などなど
20代前半の私は、もちろん高額な時計を購入出来る余裕もなく、
時計を購入される方の心理がとても気になりました。
時計を見る機会が増え、少しだけ知識がついてきた私は、海外に行く機会を与えて頂き、
年に数回、香港、アメリカ、ヨーロッパなどマーケットを学ばせて頂きました。
海外では、より高額な時計が売買されていることを目の当たりし、
当たり前のように、数百万単位の時計を買う人がいる
また、なぜだろう？時計好きが多いのか？富裕層がたくさんいるのか。
疑問ばかりが増えながらも、時計を見て触れて、仕入れてみる。
こんな感覚を繰り返しながら、時計と向き合っておりました。
2種類の高い時計
高い時計には大きくわけて2種類ありました。
（こちらでは大雑把に分類しております。）
１ 需要、希少性がある時計
２ 宝飾時計
有名メーカー、一部の現行及びヴィンテージ
生産量の少ない一部のモデル
一部メーカーダイヤなどがぎっしりセッティングされているモデルなど
作品としての希少性価値、人気度の価値、宝飾の価値も含めた時計の価値
かなりざっくりと分けましたが、このパターンかと思っております。
同じ高い時計でも、ジャンルが異なってきます。
2000年前半
商売をしていく中で、すぐに売れていく時計は1のジャンルの時計が、
2にくらべだいぶ早い動きでした。
売却してみる
自分の時計を購入してから3年くらいが経過し、新しい時計が欲しくなった私は、
時計を売って新しい時計を買おうと思い立ちました。
2000年前半は、今のように時計の買取りをしている所はそこまでたくさんなく、
主に質屋さんなどがメインに買取りをしておりました。
私は、趣味で時々使用していたYAHOOオークション（現ヤフオク）
で売却をしようと思い出品
当時は、今のように身元確認や所在地確認など全くなくただメールで双方やり取りをする
今では考えられないような、取引方法で
オークション詐欺がものすごく横行していた時代です。
私は、ネガティブ評価もなく良い評価のみ100くらいありました。
1週間完全売り切り 1円スタートで開始！
5，6日までは、2，3万円しか入札されず
最終日7日目
残り時間 1時間でもまだ5万円
残り10分 7万 残り5分 10万 残り3分 11万
YAHOOオークションは、残り5分未満になった際入札がはいると自動延長になります。
終了時間 22時くらいに設定したのに結局オークションが終了したのが、24時近く
結果 20万円！！
「あれ、3年前18万円で買った時計が、20万円で売れた。」
とても大切に使い、外装などとても綺麗な状態ではありましたが、
3年間あれだけ、腕に装着し楽しみ、ちょっとした優越感なども得て、満足して売却をし、
プラスになった。
会社内で会社のお金を使わせて頂き商売をしているときには、はっきりと感覚で分からなかったのですが、
自分で頑張って貯めたお金で、欲しい時計を購入し、売却をして利益が出た。
この時に、ようやく過去の疑問の答えが少しわかったような感覚を得ました。
少しだけ見つけた答え
もちろんこれだけが答えだとは思っておりませんが一つの答えとして、
- 良いと判断される時計を購入すればしっかりと資産価値が残る
- 時計は世界どこの国においても評価される
- 需要のある時計は、世界中に欲しい方がいる
- 時計は、どこの国の通貨にも変えられることが出来る
今考えれば、簡単に出せそうな答えですが、頭が働かない20代前半の私は、
ようやく何か新しい感覚をつかめました。
少し疑問が解けた私は早速、当時会社で3年前の10～500万クラスで販売をした時計データを探し、現在の相場に当てはめました。
6:4で当時の価格より現在の方がプラス
この数字はそんなにあてにならない比率ですが、私の欲しい情報としては、
どのカテゴリにあてはまる時計が高くなっているかでした。
高い時計と高くなる時計
高いと言う金額は、人それぞれ異なると思います。1万円の時計でも高いと感じる方、100万円でも普通、安いとも感じられる方、十人十色。腕時計は、高い時計が必ず相場があがるわけではなく、どの世界でも同じかと思いますが、需要がある時計の価格に変化があります。 同じ 10万円 100万円の時計でもモデルによって全く異なる値動きをしていました。 一時的に、有名人がつけていて、相場が高騰したり、発売初期に異常な価格高騰する事もあります。
この手のモデルは、将来高かった時計と言われる事がほとんどです。
2種類の高い時計の事を記載いたしましたが、その中で高くなる、高くなりやすい傾向のモデルもだいぶ見えてきました。 かなり深い世界だと再認識をしたのを思い出します。
そんなこんな20代を過ごし、古物の業界にはまりました私は、
古物業界もう少しで20年
2000年から学び、2008年にはリーマンショックも経験いたしました。
時計、ブランド品、ジュエリーなどあらゆる観点で多ジャンルの気づきやこれから、
気になる所、マニアックな話などを発信してまいります。
前文で記載した、高い時計などあまりにもざっくり分けてわかりにくい所など、
具体例などをあげながら配信してまいります。
時計の事ばかり記載いたしましたが、その間ブランド、ジュエリーなども同時に学んでまいりました。
あらゆる観点で、ショップ販売、お買取りもさせて頂いております。
ショップサイトもございますので、ぜひともご覧ください。
ときばかり
企業サイト
株式会社MSカンパニー
誠に勝手ながら、当店不定休となっており仕入れなどの都合によりお店を開けられない事も多々ございます。メール、お電話でも一度ご連絡頂けましたら出来るだけご都合に合わせてオープンをしたり、出張でお買取りをさせて頂いたりできる限りの対応をさせて頂いております。宜しくお願いいたします。
店主 森谷（モリヤ）
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